セミナー講師という仕事

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セミナー講師という仕事がある。あなたの持っている知恵や知識、思想や思考を聴講者に伝える仕事だ。もっとも人気がある職種であり憧れの職業とする人も多い。私もセミナー講師をしている。大勢の人の前に立って話をするのが3度の飯より好きな私にとって、ひとつの最高の職種と言える。楽しくてしかたない。

さて、このセミナー講師。大きく分けると2種類になると私は思っている。私が思っているだけなので、本当は3種類かも知れないし4種類かも知れない。本当は3種類かなあと、そこを追求するという道もあるが、どうでもいいので、2種類と言うことで話を進める。3種類だよというご意見は今回に限りご勘弁を。

で2種類。自主開催か他者開催かで分けられる。どこかの団体やイベントに、先生、こういう講演をお願いできませんかというのが他者開催。自分でこの話をしたい、よし聞いてもらいたい人を集めようというのが自主開催だ。これも持論だが、別に優劣はない。他者から呼ばれるようになってこそ本物、それは認められたことになるから、実力がないと呼んでもらえない、だから他者開催の講師しか講師じゃないという考えもある。私も他者開催の講師に呼んでいただくまではそうかと思ってたが、やってみると、どちらも優劣はないと感じる。

役に立つ話ができるかどうかが全てだと思う。それが聞いている人の役に立つならその講師はすばらしいし、そうでないのなら、そうでないといこと。自主だろうが他者だろうが、いいものは生き残るしそうでないものは淘汰される。そういう意味では非常にシビアで厳しい世界。

行ってみないとわからないという部分もある。聴講者という立場から見てみると、すごいセールストークやマーケティングに踊らされてしまうということもある。これはきっと凄いだろうと参加してみたセミナーが最悪だったり、逆に、付き合いで参加した講師が最高によく人生を変えるほどだったということもある。

今回この記事を書くに至ったのは、ある他者開催でバシバシ講師をこなしている方のブログを読んだことが機だ。その方は、あちこちから引っ張りだこの講師。自分で人を集める必要なんて全くない。一番大変な集客をする必要がないのだ。そんな凄い方なのに自主開催の大変さ、そしてそれを行なう人をリスペクトしているのだ。自分なら怖くて出来ないし、多分1人も集めることが出来ないと、書いておられるのだ。

正直って人の心を動かす。彼女な正直な気持ちが伝わってくる。これほど引っ張りだこの私なのだから、自主でも、ちょっと告知すれば一発で人は集まるわ、オホホホ^^というのが普通なのに、なんと謙虚で真摯な人なのだと。その記事を読んで、この記事を書きたくなったのだ。

アウトプットは自分に正直であればあるほど伝わる。着飾ってもそれはバレるし意味はないのである。えげつなくならない範囲で正直に文字をこれからも綴って行きたいなと思う。