営業に行くと泣く

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「営業にさせるぞ」

内勤の人を脅す一番の殺し文句だ。管理部門の友達がこういうらしい。出来が悪いと営業にさせると脅すらしいのだ。これって脅しになるなるの?と友達に聞くと「なるなんてもんやない。みな絶対にいやがるよ」と声を大にして友は言う。

「うそやん。そんなにいや?」と聞くと「俺は絶対にいや。いくくらいならやめる」と友。いったいどんな風に見えているのだろう、地獄だとおもっているのだろうか。どうもそうらしい。課長という悪魔がいて、ノルマを達成しないと針のむしろや火の海につれていかれる。クライアントにも悪魔が君臨する。行くも地獄帰るも地獄と言うわけだ。

そういえば新人営業マン河村操が新人研修を受けていたとき、同行していた先輩は会社に帰るのがいやで無駄に会社の周りを車で走っていたのを思いだした。

そういうのを聞いてノルマの厳しさも知っているので本当にいやなようです。そんなでもないから来たらといっても絶対に嫌といいます。営業は確かに辛いけどいい部分もたくさんあります。時間は比較的自由と言えば自由です。つねに監視の目にさらされていないので気が楽です。

ようはノルマさえあれば管理は必要ないのですね。さぼっていたらノルマは達せいできないですし、仕事をしてるかしてないかというのはすぐにわかりますしね。あとは人間が徹底的に鍛えられます。人が死んでからも避けたいという地獄で仕事をしているわけですからね。

絶対に会いたくない。全然性格が合わない相手と、最高の笑顔で接する体験はなかなかできないですものね。普通はいやな人は避けるし、好んで会わないですからね。すごく苦手な人がいたなあ。その人とどうやってあってたかなあ。また思い出したら書く事にします。

その地獄に22年間いたわけです。嫌い嫌いも好きのうちだったのでしょうか。