大人のもつ理解力を使って英語を学ぶ

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大人なのだから、あなたが持っている理解する力を存分に使って学習しようというのが、コンセプトです。子供には子供の大人には大人の学習法がある。

例えば英語。facebookの記事でも書きましたが、昨日外国人の突然の問に対して、日本語を介することなく英語で反射的に答えを出していました。ああ、ついに私の英語もここまで来たなと思いました。

必死で勉強しました。英語をしっかり分解し理解しそのルールを頭のなかに叩き込みました。耳から目から飛び込んでくる英単語というアルファベットの組み合わせでできた最小ユニットが脳に入ります。

英語は英文はそのユニットがルール通りに並ぶことによって、意味を持ちます。そのルールが脳の中にあるので、そこを通った無機質な単語が途端に意味を持ってくるのです。そしてそれが脳の中にイメージとして出来上がってきます。

私はそのイメージに対して反応すればいいのです。質問していた彼らはオージーなので、私は英語でアウトプットしその問いに答えたと言うわけです。英語が話せるというのはこういうことだと私は思います。

ルールの数は細かいことを言えばとんでもなく多いけど、日常使う範囲で言えばそんなに複雑なルールはありません。高校1年までに習う文法を覚えれば、そんなに苦労することはありません。

あとは単語ですね。これは覚えれば覚えるほど使える文章に深みをもたらします。私はtoeic670点ですが、これは語彙の不足からきています。語彙が少ないので読めないのです。ですので、わたしが英語力をあげようと思えば語彙を増やせばいいということになります。

聞き取れないという問題ですが、もちろん彼らの出す音が我々日本人が普段出さない音ということで耳慣れないというものもありますが、それよりも、単語や文を構成するルールが身についていないためという問題もあるのです。

そういう意味において、聞き流しや大量に英語のシャワーを浴びるということは、ルールが脳の中に出来上がる前の段階では、効果はありません。全くないとは言えませんが、効率が悪いです。少なくとも凄いスピードでラーニングはできません。

学校の文法が楽しくなかったのは、途中で理解させることをさせることなく暗記させるからです。to不定詞には3つの用法があるというのは、皆さんも習った記憶があるので、うっすらと覚えていると思います。名詞的用法、形容詞的用法、副詞的用法です。こんな言葉だけを覚えさせられても、全然ピンときません。

ところが、名詞というのはどういうもので、主語や目的語になるのだよと知っていれば、名詞的用法の本質的な意味を知ることができます。副詞は主語や述語や目的語や補語など、文の主要を構成する役割を持たないことをしると、副詞的用法のもつ立場を理解できます。

一見面倒くさくて、遠回りのようですが、こうやって理解したルールは脳に確実に記憶されます。そして、それはやがて無意識下に入り、ルールが勝手に運用され、今回わたしが対応したような反射的な反応ができる素となるわけです。

英語学習法は星の数ほどありますが、河村総研がお届けするスカイプ英語学習塾での指導はone of the bestな学習法と言えるでしょう。これのセミナーあっても面白いなと思ったので、来年になったらやることにします。

以下にfacebookで書いたエピソード引用しておきますので、興味ある人は是非

〜以下引用〜
■英語がはなせる基準のひとつ

英語を話すことができるという基準は色々あるが、スピードと言う要素もそのひとつだと思う、しかも極めて重要な。

いつもの新快速。大阪に向かって草津から乗車。私は1両目の1番前の扉と2番目の扉にある座席たちの中で一番後方の進行方向左の2列がけのマド側に座っていた。

2番目の扉に1番近いところだ。実は新快速には扉の場所に引き起こして使う簡易型の座席がある。混雑時は使えないが、時間帯によってこれを引き起こしというか引き倒し、座ることができる。

1番前の扉と2番目の扉の間にある左側の座席群の背面にひとつ。
1番前の扉と2番目の扉の間にある右側の座席群の背面にひとつ。
2番目の扉と3番目の扉の間にある左側の座席群の前面にひとつ。
2番目の扉と3番目の扉の間にある右側の座席群の前面にひとつ。

それぞれが2人づつかけられるので、ここには8名座れることになる。今回の出来事の舞台はここ、ここに座っていたオーストラリ人観光客の一言から幕がきって落とされた。

“Is this Osaka?”

1番若い男の子が新大阪駅で声を出した。私は背中越しに声を聞いた。ちゃうで、次やで、ここは新大阪やから、降りたらあかんでと思いながら、誰か答えるだろうと思っていた。違うよと言う声があがるかわりに、その彼がさらに、大きな声で

“Osaka?”

と主語と述語を外して聞いてきた。シンプルな方が伝わると思ったのだろう。それでも反応がなかったので、彼はついに立ち上がった。

“Osaka?Osaka?”

とジェスチャーをつけて、聞いたが、誰も反応しなかった。声も大きくさらに立ち上がったので、もはや誰も答えようのない雰囲気になった。これに答えるにはスピードと度胸が必要だった。

細かく描写しているので、時間がかかっているようだが、彼が最初に声を出して、立ち上がって声をだすまで、おそらく2秒もかかっていない。その短時間に彼が何を言ってるか理解し、勇気を持ってこたえるのは難しかったのかも知れない。

仕方なく目立つことが好きで、誰に何を思われようと、半袖で冬に走っていて職質されても気にしないおっさんが立ち上がった。実際には席に座ったまま、半身になり、声をあげた

“NO, next”

思わぬ方向から声がしたのを聞いた彼はキョロキョロしながら、その声の発信元を探した。彼はわたしを認識した。目があったので、続けて、

“This is not, next is Osaka. Next station is Osaka”

ホッとした顔でうなづき、彼は” Thank you”と言った。ほぼ同時に、友達ふたりからもサンキューと声があがった。

大阪で降りる予定だった私は、席を立ち今日の舞台に立った。その彼は再び私にお礼を言った。どっからきたの、どこ行くのと聞いて別れた。オーストラリアからきた3人だった。

単語力も乏しく、正しい英語も話すことができないが、スピードはあるなと実感した。実際にわたしが彼の声を聞いてthank youと答えるまで2秒はかかっていない。わたしが答えてあげないととかも考えていない。ほぼ、反応で声を出していた。

英語を英語と判断し英語で答えるという回路が潜在意識にあったからの反応だ。さらに、年をとってきて、こう思われたら恥ずかしいとかの神経がドンドン退化してる効果もあっただろう。

もう少し若かったらおそらく躊躇している。

英語を勉強していたことが人の役にたった。回りに知り合いがいなくてよかった。今以上の尊敬と憧れの対象になってしまうところだった。
〜引用ここまで〜

おもしろエピソードはこのように、主にfacebookで書いています。興味ある方は、フォローしていただけると嬉しいです。