誰に言われるか

シェアする

何を言われるかより誰に言われるか。

これって重要。自分の事を棚に上げて恐縮だが、知り合いに最近どんどん太って行く人がいる。その人は果物の糖分なら取って良いと思い込んでいて、スイーツの代わりにみかんを食べまくっている。

白糖よりは果物の糖分である果糖のほうが体には良いが、とりすぎると、糖分は糖分なので駄目ですよってさんざん言ってた。でも、まったく聞く耳をもたず、「あー、最近スイーツ食べんようになってきたわ。私偉いわ」と自画自賛しながら着実に加重を重ねていた。

先日久しぶりにあったら、確実に大きくなっていた彼女がつぶやいた。「健康診断で血糖値が高いって出た。医者に見せたら、糖尿病の予備軍だから、甘いものを控えるように言われた。みかんもあかんねんて。お前も、最近太り過ぎてるから、みかん食べ過ぎんなよ」って言った。この俺に言った。全然きいちゃいないんだ。

誰に言われるかである。医者でもなんでもない、専門家の意見はまったく、耳に入ってこない。もちろん、専門家の意見を聞くほうが私なんかの意見よりはるかに良いのだが、そうじゃない場合もある。

今回の場合、私の意見は専門家と同等。早い段階で警告しているので、私に歩があった。ところが、説得力がなかったのだ。

誰に言われるかで影響を受ける事は、ほんとうによくある事だが、その与えられた情報が正しいのか、そうでないのかを、同時に考えるのって大事だと思う。うのみにはしてはいけないのである。

もう少し早ければと思った。殴ってでもやめさせたら良かったのかもって思った。今からでも充分間に合うので、用心して欲しい。俺もね。