論理思考学から見る英語学習法

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考える学問と言えば哲学だが、哲学を概念で語る時あまりにもその表現が多様なので、単純に思考する学問という意味で造語をしたためた。

論理思考学考えるとはどういうことかを理論化する学問。むずかしいが、いくつか見えてきている。そんな論理思考学を使って英語学習を考える。

思考はまずモノゴトをバラバラにすることから始める。なので、ここでは英文をバラバラにする。最小単位はアルファベットだが、それを組み合わせて出来た最小単位のユニットは単語なので、ここでは、そこまで分解することにする。

最小ユニットの単語は、apple can eat I information と言ったものだが、英語ではそれをルールにしたがって並べることで英文を作る。まあ、それは日本語でも他の言語でも同じだがそういうことだ。その文を理解するということが、英語学習でやるべきことの全てだ。

とはいえ、今後出会うであろう全ての英文を脳に記憶させるのは効率が悪いので、どうすればいいかと考えると、ひとつのやり方として、それを少し抽象化して、単語を抽象化して、品詞でくくる。

品詞でくくると、おそらく単語は20位内のカテゴリーに分けられる。単語をそのカテゴリーに入れていく。eat やbrakeは動詞だなとか、I や himは代名詞、deskは名詞だとか、そんな感じで。単語によっては名詞にも動詞にもなるものがあるので、そのあたりは両方のカテゴリーに入る可能性も覚えておく。

それだけでも相当効率化されるが、それをさらに、働きでくくる。文を構成する働きは主語、述語、目的語、補語の4つしかない。これは英語5文型という理論に乗っ取った話だが、それがあっているかどうかより、それが正しいと仮説を立てて、進むほうが得なのでそれで行く。英語は5つのパターンになってくる。

さらにさらに進めていくと、述語になることができるのは動詞しかないということを知る。主語には、名詞、代名詞、名詞相当語句しかなれないと言うルールがある。実は目的語になれるのも名詞代名詞名詞相当語句だけなのだ。

そう考えると相当パターンは少ない。

英語はそういうパターンにのっとって構成されていることを知り、英文を学ぶ時に、そのパターンとともに学習して脳に入れることで、脳に英語のデータベースができる。そうすることで始めて、目から耳から入ってきた英文が分析され、イメージとともにその言っていることを理解することができる。

脳の中の顕在意識の上で英文をしっかり紐解きながら理解し、理解した英文をドンドン潜在意識に落としこんでいく(この過程は自然に行なわれる)そうすることでデーターベースができあがる。量をこなし、積み重ねることをしていると、やがてその処理のスピードがあがってくる。

やがてネィティブがはなすスピードで英語をとらえても、理解できるようになってくる。それが論理思考学を利用した英語学習法だ。今のところ、このやり方で、生徒さんの英語力があがっている。

引き続き研究と実践を重ねたい。

先日、私の生涯を捧げることを思考とその研究にすることに決めた。考えることで人生を豊かにする方法とはどういうことなのか、これからも研究を続けていくことにする。