拝啓小売店様

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小売店様をクライアントさんとして店舗を回って営業活動を行っていた。

基本的にメーカーと小売店様は対等と言われている。小売店様は商品がないと商売できないし、メーカーは自身で消費者に売ることはしないので(直接売るメーカーももちろんある)双方にとって双方が必要になる。

だから対等という言葉が出てくる。しかし実際はどうか。対等なんてとんでもない。小売店さんがわが業界では圧倒的に強かった。商品を買うからだ。メーカーは小売店様に商品を買ってもらわないといけない。圧倒的に小売りが強い。お金を払うほうが客だ。それはここスタバでも同じ。(今日は草津市のスタバ)

小売店様にもいろいろな方がおられる。文字通り対等いう立場で接してくださる方もいる。従業員に対して、「おい、ハワイ商事の河村さんや、挨拶したんか。ええか、ようゆーとくで、我々小売りはメーカーや問屋さんがおらんかったら商売でけひんのやで、商品が入らんかったら売るもんがないっちゅうことやで、感謝の気持ち忘れんなや」と私の目の前で言ってくれる社長がいる。

実際は違う。別にハワイ商事の草加せんべいを売る必要ないのだ。グアム商会の草加せんべいでもよいのである。どうしてもハワイ商事の商品でないといけないというのは、案外少ないのである。なので圧倒的に小売りのほうが有利だ。

なのに素敵な社長はこのように言う。しかしこんな社長は本当に少ない。便利なお使いのように扱う小売り様も少なくない。いつも怒る店がある。なんかかんか言われて怒られる。こちらが悪い場合も多いがそうでない時もある。なんで怒られなあかんねんということも多い。怒らないまでも、対等と見ている店は少ない。

実は対等に扱ってくださる店舗。圧倒的に得をしている。だからどんどん伸びて行く。出店も増え大きくなる。それでも社長の態度はかわらないあいかわらず物腰が低い。なぜ得をするのか。簡単である。考えればわかる。

営業がそんな素敵な社長をほっておく訳がない。営業は上司にもクライアントにも日々怒られている。あまりいい目にあっていない。私が元いた会社の内勤は仕事でミスをすると、上司に「お前なんでそんなミスばっかりすんねん。つぎミスしたら営業に出すぞといわれている。」それを聞いた内勤は震え上がるそうだ。「それだけは、ご勘弁を」営業ってそれくらい嫌なよう。地獄のほうがマシの勢いである。そんな営業だからちょっとほめられたら、超喜んでしまう。そうどのメーカーの営業マンもこの社長に心奪われているのだ。

例えば私の担当店の数が100店だとする。会社から景品を5個だけもらったとする。全店分どころか5%分しかない。権限はあなたにある。あなた、どの店に持って行きます。行くたびにどなりつける小売店には持って行かないでしょ。

そういう事なんです。景品より値打ちのある情報もしかりです。実はメーカーって横のつながりもあるし、日々たくさんの小売りを回ってるので、その情報の量と質は半端ないんです。その情報。どこに持って行きますか。

もうお分かりですよね。小売店さんはもっと営業を大事にすべきです。ふだんやさしくされてないので、「いつもご苦労さん」というだけで、きっとべた惚れですよ。あっというまに上位5%です。とことん営業を利用すべきです。だます感じでも全然いいです。だまされていると解ってても、ついて行きます。情報持って行きます。

こんなに簡単なのにこれからもこれを実行する小売りは少ない。今日もどこかで「なんや、何しに来てん」の怒号がとんでいる。

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