英語。通過して初めて見えた見えない壁

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英語。やったほうがいい論と、やらなくてもいい論があるが関係ないので論じない。

私は英語が好きなのでやっている。必要性もないし勉強をいじするための強烈なモチベーションもないっちゃあない。ただ好きだからやっている。好きが仕事になるかどうかはわからないが、すきだから続けれられるというのはある。

好きだけど嫌な事も出てきたり、飽きてきたりするという考え方もあるが、それは単純に好きでなくなっただけ。まあいい。

4カ月前に英語を話すという部分において、とても大きな変化があった。壁を超えた。超えるまでそこに壁があることを知らなかった。おそらく知らない人も多いと思うのでここで紹介しておく。あくまでも私の考えです。(私の考えに決まってるんです。私が書いているので。でも書いておかないとおかしいんちゃうか、となるので書いてます。おかしいんです。私の考えですから)

ここで話すと書いているのは話すです。英会話や英語全般ではありません。speakingの話しです。だいたいここが最後に伸びてきます。speakingは難しいです。リスニング、リーディングのほうが簡単です。ライティングはまた別です。

自分で話さないといけません。わたしはこの壁の存在を知る以前もまあまあ、話せました。日常生活するくらいはほぼ困らないレベルです。あまり英語が得意でない人から見るとペラペラのレベルです。

そんな私ですがこの壁を超えた時は衝撃を受けました。どうじに、そりゃそうやなと思いました。本当に話せるにはこの壁を越えないと駄目だなあと思いました。実はかなり英語を話せる人でもこの壁の手前にずっといる人がいます。以前の私ですね。もちろん、壁はみえないのでそこに留まってるとしりません。ずーっと成長していると思っています。

ですがそれはあくまで壁の手前の世界での話しです。壁はどんどん動くので手前の世界はいくらでも広がります。ですが壁を越えていないので、次のレベルに行けないんです。

その壁はなんなのか。

意識無意識の壁です。壁の手前が意識の世界。向こうが無意識の世界です。私が意識の世界にいるときは、英語で話す前に(これはほんの0.2秒とかの世界もふくめて)センテンスを頭の中に作ってから話す。もしくは、暗記している文を使って話すという事をしていました。

意識を使って話していたのです。ですが、日本語を考えてみてください。いちいち話す前にこれを話そうと意識してないですよね。完全にアドリブです。でも英語ではそうではなかったんです。

これはCMを見ればわかります。例えばビールのCMでもいいです。役者さんは見事に台詞をいいますよね。演じている感じがまったくない。いっぽうでスポーツ選手。ぎこちないでしょ、わざとらしいでしょ。プロでないから仕方ないんです。なぜあんな風になるのでしょう。

セリフがあるからです。セリフを覚えてそれを言うから不自然になるんです。その点プロは違います。もちろんセリフはあります。ですがセリフをセリフのまま言うとぎこちなくなるのはわかっているんです。だからそのセリフをもとに完全に自分をつくりこみます。

自然に無意識にビールを飲む飲んだら上手いかったからそのセリフがでる。完全に無意識が話させてる感覚です。

これは結婚式のスピーチとかにも出ます。来賓でも主賓でも新郎でも新郎の父でもいいのですが、書いてきたセリフを読むとあまりいい感じになりません。かといって、それを丸暗記してきても不自然さが残ります。

頭の中を文章が占領してしまうからです。

話すときにイメージがあり感情がのるからはじめてその言葉は生きるのです。先日1分間の英語スピーチをする機会があり、文章をつくりました。そしてそれを覚えて何度もビデオカメラの前で話しました。まったくぎこちなさがとれません。

そのレベルでは伝わらないのです。一言一句完璧に覚えて話したからと言ってつたわるものではないんです。伝えたいことを明確にし、もちろんセリフもつくります。ですが話すときはそれを全く忘れないと駄目です。

そして伝えたいことにフォーカスして伝えようとするんです。伝えたいので言葉がでてくる。このレベルにならないと言語ってつかえません。感情が乗っていかないんです。

プレゼンでも一言一句セリフを間違わず、言いたいことを全部見事に言ったであろう、プレゼンターの言ってることがいまいち、入ってこないと言うことが起こります。それは、そういうことです。暗記してるとそうなります。

日本語って暗記してないと思うんですよね。名作の詩や文章を暗記しようとしたことはありますが、日本語は暗記していない。圧倒的に触れて無意識に記憶していった感じがありますよね。

英語を話すときにどこからセンテンスを引っ張り出して来て話しているとしたら、それはまだ壁の手前の世界です。アメリカのハンバーガーショップに行って注文する前に頭の中でセンテンスを組み立てているのはまだ壁の手前です。何を食べるかに普通はフォーカスします。

ジムで見かける顔見知りの外国人に何を話そうかなと頭の中で思いながら近づくのは壁の手前です。少し前の私がそうでした。そうなるとすぐ会話が止まるんですね。でも、今は違います。何も考えず(あえてです。トレーニングの段階なので)いきます。そして話し始めます。

感覚としては無意識が私を話させているイメージです。どんどん英語が出てきます。

前述の1分間スピーチも原稿を作って読むものより、車を運転中に伝えたいことをイメージして口に出して言うほうが、相当良いものが出来ます。

このレベルに来るには圧倒的な英語のインプットが必要です。聞いたり読んだりです。出来れば正しく理解して、正確に入れたいのですが、そのために必要なのは文法と発音です。これを先に学んでから入れたほうが効率が良いと私は思っています。私はですよ。そう思っていない人のほうが多いですから。

文法や発音を気にせず徹底的に英語のシャワーをという方法ももちろんあります。私たちは日本語をそうして覚えてきました。だからその方法ももちろんありです。

でも知らないんです。どうでもいいんです。私は文法と発音を習うのが一番最初がいいと思っているから言ってるだけなんです。そうでない考えを持つ人にとって、私の考えが間違っているとなるのは、承知してるんです。だから、この方法が絶対と言ってないんです。

だから違うでと言わないでください。違うって言ってるんですから。色々方法があるんです。

泣きながら書いています。いつもこういうのを書くと最後は半べそになります。それは違うでみさおちゃんと言う人が出てくるからです。そっとしておいてください。私は文法が大好きなんです。5文型と品詞そしてその働きの表をみているだけで萌えてきます。

なんて美しい構造なんでしょう。もれもだふりもない完全にMECEになっています。そうやって正確に英文を分析してインプットしていかないとあとで面倒くさいんです。発音も同じです。まちがったまま無意識に行っちゃうと上書き保存しなくてはいけません。

だから徹底的に正確に入れたいんです。結果的にそっちのほうが圧倒的に早いです。すべてのシチュエーションにあう英文を覚えるって具体的すぎて大変です。文法はそれの抽象化です。文型は最大限に抽象化したものです。

これほど美しいものをつかわないのは私には考えられないのです。

ある程度レベルが高い人でまだその壁を越えておられない方、是非無意識で話してみてください。まだそこまででなない人徹底的に正しい理解をともなったインプットをしてください。

文法好きの私をお許しください。