インバウンドマーケティング最大の肝はコンテンツの質

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前回の記事で、今の流れはアウトバウンドよりインバウンドだよって書いた(記事はこちら→インバウンドマーケティングかアウトバウンドマーケティングか)

お客様や将来のお客様にたいして、お役に立てる情報を、まずはお届けしようではないかというもの。それをコンテンツといい、ブログやSNSを使って発信するのが一般的。そうなってくると、何より重要なのが、このコンテンツづくり。これがよくないと、価値を提供できるものでないと話にならない。より高品質なものを、しっかり提供できるように日々鍛錬していくことになるのだが、これが、とても大変だ。

わたしも、クライアントさんや弟子には、これを徹底的にやれとご指導させてもらうのだが、なかなか、上手くやれる人が少ない。上手くいかない理由は大きく2つで、ひとつは、まず情報を提供し続けるという労力の問題。中身のある情報を出し続けるのは思っている以上に大変である。これに、めげてしまうのが、まずひとつめ。

そして、ふたつめ。ふたつめの理由はやりがいや手応え。発信を続けても、ある程度進むまでは、まったく反応がない。日々発信、配信を続けているにもかかわらず、一向に反応がないのだ。これも、結構くる。大変な労力をつぎ込んでいるのに、うんともすんとも、まったくリアクションがないというのは、正直言って辛い。徐々にモチベーションが落ち、しりつぼみで、終わってしまう。

残念ながら、このあたりの問題を速攻で解決してくれる策はない。かならず、結果がでると信じてやるしかないのだ。逆に考えると、コンテンツを提供し始める初期は、質の高いコンテンツを提供するのは難しい。わたしもそうだが、初期のブログなどは、削除してしまいたいほど、文章も内容もよくない。

それを幸いとしよう。練習のつもりでスキルをあげていけばいい。どうせ誰も見てないのだからと思えば気が楽である。

よいコンテンツを届けないと、このインバウンドマーケティングでよい結果を得ることはできないが、良いコンテンツを速攻で作る方法はない。お金を出して、外部に委託するという方法もあるのだが、あまり上手く行かないケースが多い。商品やサービスに対する思いは、内部の人間のほうが強いので、どうしても外部の人だとすこしずれたりするケースが多いのだ。

時間はかかるが内部に適任と思える人間を探して、長い目でとりくむということをお薦めする。わたしも、起業してすぐ、このインバウンドマーケティングを始めた。まったく何もない状態で脱サラしたわたしは、量を求めた。1日8000字のノルマを課し、ブログやメルマガ、ときにはyoutubeで発信しまくった。

結果、2年半を過ぎたくらいから、雑誌やテレビの取材が入り始め、講演の依頼もはいり、商品やサービスがコンスタントに売れるようになったのだ。先にも書いたが、当初のブログ記事は、今みると目を背けたくなるほどひどいが、まあ、そこがなければ今はないので、みなさんにも踏んでもらいたい。

コンテンツは高い質を求められると先に書いたが、それをいきなり求めるのは無理がある。量は時に、質を凌駕する。まずは、書きまくっていただきたい。きっと、それが、未来につながるから。

わたしは、まったく何もない状態から、お金を一切かけずに、メディアから取材をうけた。これも、それも、書きまくったからである。とくに、個人やフリーランス、中小零細企業には大いに力になるマーケティングなので、お試しいただきたい。