マーケティングとは何なのかを、何かを売る人は知っておいたほうがいい。

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時代はマーケティングファーストだ。

昔はなんでもかんでもセルセルセルだった。営業は足で稼げという言葉もあるように片っ端から訪問して売りまくれという時代だった。そのときの印象が強いからか、セールスという言葉を毛嫌いする人、嫌がる人が多いが、まあそんなに悪いものでもないので、これについてはまた機会を改めて書くことにする。

マーケティグとは何か

ずっと語られるテーマであり、定義や概念は腐るほどあるのでどれが正解ってのはないが、ここでひとつ弊所の考えを書いておく。共通の言語や概念を持たないと話を進めていくのに困難を極めるのでここで決めておくことにする。

「マーケティングとは、商品やサービスの前に人を連れてくること」

手当たり次第に売り歩くのではなく、欲しいなと言う人に目星をつける方法だ。例えば私はサーフィンの上達技術を売り始めて10年にもなるが、まちなかで片っ端から声をかけて販売したわけではない。まずは、サーフィンの上達に興味を持っている人に対して徹底的に情報を提供することで興味がある人を募った。それがブログだ。

このブログは中級者に焦点を当てて徹底的にそのノウハウを提供したブログ。20年前にはなかった方法である。誰もが簡単に自分の情報を提供でき、それに共感する人を集めることができる。その人に徹底的に彼が知りたいことを教えることでそれに興味がある人が集まるのだ。

この手法はコンテンツマーケティングと言われるもので、マーケティングのひとつだが、お客様やお客様候補になる人を集めるという点においてはマーケティングの本質に近いと私は思っている。

ブログのアクセス数はそのままそれがお客様候補の数ということになるが、まずは人を集めるという意味においてはグーグルがやっている方法とまったく同じである。グーグルは無料で徹底的に検索エンジンを提供し、いったいこの会社はどうやってお金を稼いでるのだろうと思ったことだろう。マネタイズの方法はあとで考えればいい、まずは人を集めるってことに力を集約せよという考え方は、大いに賛同すべき部分である。

商売において人を集めるというのはもっとも基本で一番難しい所である。そこをできるということになるとマネタイズはうんと簡単である。まずは興味のある人を目の前に持ってくる。これがマーケティングの本質であり、根幹。マーケティングとは何かと聞かれれば、まずはそこだと私は答える。

その他の要素はスキル的なものに過ぎない。マーケティングとは興味がある人をどれだけ集められるか。そのために力を集約していただきたい。そのためにコンテンツマーケティングは有用であるのだ。