コミュニケーションについてずっと書いてきた。ブログだけでは飽きたらず、広島に住むライターからの勧めで『営業マン河村操』をスピンアウトしてメルマガにするほどの熱のいれようだ。
ところがこのコミュニケーション。言葉の定義が難しい。コミュニケーションという言葉はあまりに抽象的で、一般的だ。だからこれを大上段にかかげて持論を展開してもどうも埋もれてしまう。そのため、コミュニケーションに関してはとくに掘り下げることもしなかった。どうせ埋もれてしまうからと。
営業マン時代の経験をこういう場合はこうだと経験を中心に語ることだけをしてきた。
ところがここにきて、このコミュニケーションが自分の中で大きくフィーチャーされ、一気に最重要案件としてとりあげられることになったのだ。理由は3点。
思考芸人のプロデューサーで私のコンサルをしてくれている友が案件を持ってきた。コミュニケーションに関するものでそれをサーフィンと哲学から語ろうと。そういうものだ。目的は地域活性と少子化という大きなテーマだ。あなたのコミュニケーションに関する理論が必要だ、至急掘り下げ理論化し言語化せよとの命がでた。何故、あなたはコミュニケーションを掘らないのだ。なんでも掘るのに何故?理由があるのかとさえ言われた。
理由はなかった。掘らない理由はあった、それは前述のとおり、そこまでやってもというのがあったのだ。ところが、そんなことはないというのが、彼女の説明でわかった。その議論は実に6時間になり、終わった時にはふたりともフラフラだった。それでもその価値はあった。
それが一つ目の理由だが、そこでやろうと思えたのはバックボーンがあったからだ。それが2つ目の理由。
私は京都の朝げいこというコミュニティーで全8回のプレゼン講座をしていた。その中のひとりの生徒さんが、操先生のすごさはもちろんプレゼンを教えるというところだけど、それは、圧倒的なコミュニケーションの上に成り立っていると言ってくれたのだ。彼女はコミュニケーションのに天才的な能力を持っていて、ひとを褒めることにたけたひとなので、100%受け取るのもどうかと思うのだが、そういってくれたのが、とても驚いて感動した。
そうか、これはコミュニケーションがなせる技なのか。私は早速彼女に言語化を頼んだ。言語化が苦手なので時間はかかるがやってみると快諾いただき現在取り組んで頂いている。わたしもやってみると、今2人で言語化に着手している。このことがコンサルからオファーを受ける後押しをしているのは間違いない。
そして3つめは起業の専門学校。10月から0期生をとり、小商いにスポットを当てた起業の専門学校を設立した。そのカリキュラムを作成するに辺り何度もビジネスについて掘り下げたのだが、そこで浮き彫りになったのがコミュニケーションのおそろしいほどの重要性。
それがない人は、物やサービスを売ることは難しいという結論にいたるほどのものだった。東大阪ビジネススクールという学校で起業を教えている。ベースになるスキルはコミュニケーションとして、それを徹底的に学んでいる。
その3つがコミュニケーションを徹底的に掘り広げていかないといけないということになったのだ。なんてことはない、コミュニケーションが埋もれていたのは何てことはない、それを掘ることをサボっていた私のせいだったのだ。そういうことで、このブログでは引き続きコミュニケーションについて書いていくが、より深く切り込んだものにしたい。
コミュニケーション力がなければこれからの世をわたっていけないと私の友であるコンサルははっきりと言った。それをしっかりと踏まえて、思い切り深く行くことにする。深海にはきっと面白い案件が埋まっている。みつけたら、地上にもってきて披露するのでお待ちいただきたい。
10月17日に大阪拠点開設記念トークショー<みさお夜会>を開催する。記念講演ということで無料。コミュニケーションをネタにした笑いあり涙あり、感動ありのコミュニケーションに関する話題についてはなす。まだ席に余裕があるのでよろしければ是非。きっと面白いと思う。