商品やサービスを買うという事

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これがどれだけスゴいかってことを知っているかどうかは重要である。ほとんどの人が無尽蔵に使えるお金を持っているわけではない。ほとんどの人が毎月ある程度決まった金額をやりくりして商品やサービスに変える。

必要なモノから買う。モノやサービスを買うたびにお金が減ってくる。あなたの商品やサービスに使うことが出来るお金がどんどん減ってくる。その中から、あなたの商品を買ってもらうために、その人の財布を開く説得を行なわないといけない、魅力を伝えないといけないのだ。

例えばあなたはエステサロンを経営しているとする。フェイシャルケアーのお試しコース3500円を売らないといけないとする。あなたは周辺のライバルサロンのリサーチをする。当然これは必要な行為。競合を調査するってのは絶対に必要。向かいの店舗はそのコースを3000円でやっている。隣町のエステサロンは、同じ金額だがサービスが充実している。うちも負けずに考えないといけない。これは至極まっとうな判断である。

ところがそれ以前に、その3500円をエステに使うどうかを決めなければいけない。今月もやりくりしてエステにいくお金を抽出したお母さん。ところが、息子が英語の参考書が欲しいと言ってきた。塾の先生がお薦めでとなりの卓也君も買うって言っている。

おそらくエステは参考書に負ける。息子に勉強するためにお金頂戴って言われたらどうしようもない。そしてお金は参考書に変わる。あれ、毎月来てくれてた恭子さん、今月はこない、もしかして隣町のサロンに。

競合店だけがライバルではない。ライバルは奥さんの息子さんかも知れない。肌がつるつるになる新しいはやりのサプリメントかもしれない。すこし視野を広げると見えてくる事って多い。

競合って思っている以上に多いのである。あなたは、その競合達をなぎ倒して、あなたの売りたい商品やサービスにお金を使ってもらわないといけない。売るって本当にたいへんなのである。