物やサービスが売れないのは売ってないからです

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売らないといけません。

あなたが作ったコンテンツやプロダクツやサービス。それがいくら良いものでも売らないと売れません。頼むからそれ売ってくれなんて商品はめったにでてきません。妖怪ウォッチなら宣伝やセールスしなくても売れるけど、そんな商品はまれなんです。わたしは22年間セールスをしてきて、クライアントから、それ頼むから売ってくれと問い合わせがあった商品はおそらく10アイテムもありません。

残りの商品はいい意味でも悪い意味でも競合がありましたので、この商品はこういう理由で他社よりすぐれていますということをきっちり説明する必要がありました。セールスって言うのはそのために存在するんですよね。御社の貴殿の商品がすべて妖怪ウォッチなら御社にセールスマンは必要ないし、あなたもセールスマンになる必要はありません。

作った商品やサービスが売れないのは何故なのか?

もの自体が悪いのか、セールスが悪いのか、それとも両方まずいのか。まずはしっかり見定める必要があります。仮に商品はそこそこ完成度が高く、競合と比べて決して劣っているものではないとしたら、それは明らかにセールスが悪いということになります。御社のセールスマンが優秀でないか、あなたのセールスとしての能力が低いのか。

セールスの経験がない人が起業し人に対して物やサービスを売るのが苦手なひとは、いちどセールスを習うとよいと思います。驚くほど基本的なことができていないケースが多いですから。セールス話法や企画書の作り方を習う前に人としてのありかたから習わないと駄目って人もたくさんいます。おれはお前からは商品買わないよという判断を、クライアントは簡単にしてきますから。

あなたのその目線が、立ち方が、話し方がウザいんです。みてるだけでもいやなんです。だから、俺はお前から商品を買わないんだよってのは普通にあります。わたしも随分言われました。

当初、全然商品を買ってくれなかったお客さんが、3年位たって、ようやく買ってくれるようになった。仲良くなったので聞いてみた「社長、なぜ、当初は全然商品買ってくれなかったのに、今は買ってくださるのですか」すると、社長は「生意気やったからや。あんなうっとうしいセールスから、商品買おうと思う奴はおらんよ」と。

全然気づかなかった。なめられたらあかんからと、セールストークや企画提案書のブラッシュアップに専念してたら、どんどん生意気になってた。そのあたりから、考えを変えた。なんか俺間違ってると。今、周りを見渡すと、当時の私みたいな人がたくさんいる。そのあたりも、経験を生かしてここに書いていけたらと思う。

その社長の言葉を気に、心も見かけも、着飾るのを辞めた。するとどんどん、変わってきた。人の心も見えるようになってきた。見た目も生意気とは程遠い、腑抜けっぽくなってきた。その見た目が不利に働くこともあるので、そのあたりは臨機応変でいかないといけないのだが、生意気より腑抜けのほうがよほどいい。

話が見かけのほうに行ってしまったが、本質的に言いたいことをおつかみいただけましたでしょうか。

クライアントやお客さんは思っている以上に見ています。ノンバーバルな部分で判断されているケースが非常に多いです。あなたのその目つきが、売り上げを30%落としている可能性は大いにあるわけです。

このブログではコミュニケーションについて多く書いてきました。セールスのベースになる大切なことです。22年のセールス生活から得た結論です。ところが、それだけ言われてもどうしたらよいかわからないという声もでています。

そこで、何かを売っている人でセールスについて学んだことがなく、しかも、それを苦手としている人に向けて、セールスの基本を学べるコンテンツを作ることにしました。現在着々と進んでいます。来春あたりに、公開できると思います。webマーケティングの部分も含めたセールスの基本プログラムを、超クールでキャッチーなタイトルをつけて、みなさまにお届けしたいと思います。

完成したあかつきには是非買っていただければと思います。お楽しみに。