女の子が車の後部座席のチャイルドシートに座って「あかちゃんやめました」と声を発するコマーシャルがある。ダイハツのタントのシリーズ物でお母さん役が菅野美穂。
この女の子の赤ちゃんやめましたというセリフが何とも可愛く妙に印象に残るなあと思っていたらネットでも話題になっていた。この手の可愛い女の子が出てくるCMは掃いて捨てるほどある。これもそのひとつなのだが妙に心に残る。
声の出し方。ちょっとふくれっつらで言うかわいさ。セリフがラップのように聞こえなくもない。なんとなく耳に残るのだ。
わたしが感じたこの感じをとても多くの人が感じているようだ。だからネットでも話題になったのだ。でも、どこがどういいのか明確に説明できる人はいないだろう。好きに理屈もクソもないということなんだろう。
女性誌アン・アンの特集でたまにやる嫌いなタレント好きなタレントがあるが、あれのコメントを読んでいると、人って意外に色々見てるなあって思って感心する。結局人がなんとなくいいと思うことって何かきっとあるんだろうなと思う。もちろん逆もあり、何となくやだなあってのはあり意外に外れていない。そういう意味ではちょっと安心だ。
この何となくを分析し理論化してマーケティングに使っている人もきっといるんだろうなと思う。簡単ですよここにこう働きかければ一発ですからとやっている人がいるのだと思う。
とは言えそんなにいつも上手く行かないのも現状だろう。タントのコマーシャルもシリーズでやっているがフィーチャーされたのは今回のが始めてだし、ものすごくお金をかけて番宣してもこける映画は目白押しだし。
テクニックに劣るわたしは真摯にコンテンツを磨いていくしか今は方法がないなあ。並行してマーケティングも学んでかないといけないなあと思う。いずれにしてもとても可愛いので見たことのない人は見て。