なぜ、あなたは聴衆者の前にたっているのかをまず考える必要があります。
そこに立っているのが本意であれ不本意であれ、あなたは、目の前にいる人に何かを伝えるためにそこにいるのです。
そして、目の前におられる皆さんは、望んでいる望んでいないに関わらず、あなたがこれから話そうとする事を聞くためにわざわざ時間を、場合によってはお金を使ってその場にいるのです。
プレゼンを行なう上で、もっとも大切に、まず最初に考えないといけない部分ですが、ここをないがしろにしているプレゼンターがあまりにも多いのに閉口します。
ヤフオクを始めた時に、出品物の写真がどうもうまくとれないなあとなりました。どこかでセミナーでもやっていないかなあと探していると、運良く地元で『プロカメラマンが教えるヤフオクで落札される写真のとりかた』というのが開催されることを知りました。早速申し込んで行きました。
プロのカメラマンが前にたっています。そして、いよいよセミナーです。そこで、自身がどんな写真を得意として、どんな活動をしているという、自己紹介が始まりました。これはとても大切です。
あんたにヤフオクの写真を語れる資格があるのか、わたしはこうやってこんな風に写真をとってきたから、こんな写真をとれるんですよってのは、セミナーの冒頭で絶対に必要なことです。ああ、なるほど、この人にはこういう実績があるのかと安心して、そのあとの講義を聞くことができるからです。
ところが、その先生のプロフィールの話は結局60分続きました。自分が、どんな作品をとってきたか、どこに行って、どんなのを残したかが延々続きました。
話を聞きに行った私の目的と、先生の話が合致しない典型例ですね。わたしたちは、そのセミナーやプレゼンがなんなのかってのを、事前告知やタイトルで知ります。今回のタイトルはヤフオク写真の上達です。なんちゃらプロカメラマンの歴史ではないのです。わたしはただ、ヤフオクの写真のとりかたを聞きたかっただけなのです。
もちろん、先程も書きましたが、少しは必要ですよ、わたしが誰かを説明するの。ところが、それが1時間は長すぎます。聞いてた人はみな疲れていました。
これをやっちゃう人は恐ろしく多いです。
これって結局、配慮がないところから起こるのですね。ちょっと立ち止まって、お客さんは、なんの話を聞きに来るのだろうか。目的はなんだろうかってのを考えれば、自分の作品を見に来たのではないってことがすぐにわかります。タイトルがヤフオクの写真上達なのだから、お客さんの目的は、ヤフオク写真の上達なのです。ちょっと考えればいいのに、そうじゃない人が多すぎます。
プレゼンの主役はあなたではないのです。聞いている人が主役です。そこをわかっていない人が多すぎます。
あなたは、しっかり考えないといけません。もしあなたがすでに、プレゼンの内容を決めているなら、慎重にタイトルをつける必要があります。あなたのプレゼンの内容について、聞きたいという人を集める必要があるからです。どういうタイトルをつければ、それを聞きたい人が集まるか、必死で考えてください。
結局、プレゼンも、配慮ですね、コミュニケーションと同じです。相手が何を望んでいるかを考え、それに合致したものを提供する必要があります。自己満足の、どう俺?俺のプレゼンTED級じゃねえ?ってのは滑稽です。
プレゼン上達のために、色々勉強していますが、私がプレゼン上達講座で言ってたことって、まあまあ的を射てたんだなあ、俺ってやるなあっていい気分になったので、またプレゼン上達講座やりたいと思います。
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