kindle騒動 パート1

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父親に車を借りた。返してから車の中にキンドルを忘れているのに気づいた。車の後部座席にあるから保管しておいてもらった。

数日後取りに行ったら「みさお、こんな本を読むんか」と。おいおい、なに勝手になか覗いとんねん、個人情報は何処いったんやと思いつつ、変な本ダウンロードしてなかったやろうなと、脳をフル回転させて思い出して、まあ大丈夫という判断のあと「おお」と答えた。

親父はアーリーアダプター。特に家電製品には敏感で、餅つき機や、やたらでかいビデオカメラ、携帯もショルダー型のを持っていた。最近はすっかり影を潜めていたと思ってたのだが、まだその魂は残っていたらしくキンドルに飛びついた。

「これに本がたくさんはいってんのか」

Kindleに対しての情報は少しはあるみたい。これで本を読めるのはわかっている。Kindleは文字の大きさを変えれる。それが年配の方にやさしいと思っていて、もっと普及すればいいのにと感じていたので、ちょっと薦めてみた。

頑固なので、薦めたものをそのまま受け入れることはまずないのだが、珍しく反応。欲しそうだったので、プレゼントした。

辞めといたらよかったと思った。アマゾンのギフトで贈った。ついてすぐ連絡があった。設定が難しいので、俺が行ってやるからと言ってたのだが、どうも待てない。どういう手違いか知らないが、設定言語が英語になっていて、これは、間違って買ったんじゃないかとか、やたらうるさい。

私の購入方法がまずく、そのKindleが私にひも付けされていたので、それをまず外す。なんで英語やねんと思ったから、Kindleのカスタマーサービスに電話した。言語設定が違っているだけだから、今からいいますからやってくださいと。

いや、ギフトであげたんで、今手元にないんですといったら、親切に、電話いただいたら、せつめいしますよ、お父さんに電話いただけるようにお伝え下さいと。amazonなんて、絶対にメール対応しかしないと思ってたので、驚いた。

「けっこう年配ですけど、大丈夫ですか?」ときいたら、自信を持って「そういうお客様もたくさんおられますので大丈夫です」と心強い。

で、そういうことだから電話しろと言った。電話した後連絡があり、日本語に変わったと、ありがとうこれでいけると大喜び。ところがそれは嵐の前の静けさだった。