質問。本当に聞きたいのかは微妙

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「もうあかん。この問題が解決しないなら命を絶つしかない。どうしたらいいんだ。誰か助けてくれ」

ほっといたら死ぬのではないかと思うほど切実な質問をしてくる人がいる。厳密に言うと投げかけてる感じだ。誰でもいい私を救ってくれ。どうしたらいいんだ。これは、やばい。すぐにでも回答をしてあげないと大変な事になる。

そう思い回答する。それが機能する場合とそうでない場合がある。本当に悩んでいる人になら最高の手助けになる。しっかり考えて丁寧に回答して良かったとなる。ところが、その質問者の中にはそうでない人が混ざっている場合があるのだ。

そんな時はとんでもない。同じように回答する。そしたらその人から返事がくる。「回答ありがとうございます。でも、そんなでもないんですよ、実は」と言った内容の返事だ。もちろん、こんなに露骨に書いてはいないが、そんな感じの事を書いてある。

えー、なんやねんなあ、と最初は思った。でも、こんな人がいると解ったらそれなりの対応が出来る。じつはこの人非常に判断が難しい。いきなり解る事はまずない。でも、その人の発言を普段から見ていたら一応の傾向が見て取れる。

それで判断がつくようになる。もちろん時間が潤沢にあるひとは、彼らからの質問に全て丁寧に答えてあげてもよい。でも私は辞めた。とはいえ、まったく答えないという事はしない。万が一という事があるからだ。これからも、彼らの質問には答えるがある程度考えて適当に答える事にした。その質問が本当に聞いてるのかも知れないからだ。

これは極端な例だが、大して聞きたくもないのに聞いてくる人が多い。答えているのにそれを聞いてないのだ。営業のテクニックとしてクライアントさんに色々聞く事はある。でもその時はクライアントさんの答えを死ぬ気で聞いている。

答えを聞かないなんてもってのほか。それなら何も聞かないほうが良い。

脈がない相手はまったくあなたの事を聞いてこない。それならまだウソでも聞かれたほうがよいか。