主観 客観 俯瞰 2

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先日書いたこちらの記事の続きです。

3カンマーケティングと名付けているこの方法。お寿司屋さんのコンサルではない。主観で考え、客観的にみて俯瞰するという方法。ひとりで仕事をする機会の多い私は何かものごとを考えたり始めたりするとき、この考え方をもとに探っている。

前回まず、主観で徹底的に考える事が大事だという事を書いた。これは本当に大切。自分の中にあるソースを意識的もしくは無意識的に使って考える。女の勘とか刑事の勘とか類も駆使する。とことんまで考えてそれを提示なり提案なりしないと、違いを指摘されたときに理解できない。

自分の考えがまったく及ばないところから意見をされると、え、そこっ、まったく気づかんかったということがままある。だから、とことんいかないといけない。

とことんまで行ったとこの続きから、今日は書く。とことんまでいった。これはもう間違いない、よし、発表だ。

だめ。まだ、少し早い。次はこれを、どれを?それを。主観的にみたものを、客観的にみてみる。これが極めて大事。一番いいのは反対から否定してみる事。例えばサーフィン。私は後ろ足に乗る事がとても大切だとずっと主張している。ほぼ、間違いないと思っているから発表している。でも、発表に到るまで、思い切り試行錯誤した。本当にあっているのか、自己満足ではないのか、ひとりよがりではないのか、本当に上手い人はこんな風にのっているのかと。

それこそ徹底的に繰り返した。その方法はやはり否定がいい。サーフィンは前足だと仮説を立てる。その仮説で徹底的に自分の構築した理論を攻撃する。ブログが炎上し攻撃されるのを待つ必要はない。自分で攻撃すればいいのだ。もし、あなたの理論がたいしたことなければ、その攻撃であっさり崩れる。崩れたらまた、理論を構築する。

完全に正しいということってそんなにない。自分のリソースだけでは絶対に完成しない。でもそのリソースの範囲で攻撃する。それを繰り返す事であなたのその理論は洗練されてくる。ようやく外に出していいレベルになったわけだ。わたしは何かを発表するときは必ずこの行為を繰り返している。いいか悪いかなんてわからないが、自分のものさしとして持っているので楽である。

そのパターンにはめればよいから。さあ、ようやくあなたの理論は世にだしていいレベルになった。でも、あとひとつ過程が残っている。それが最後の1つ俯瞰だ。この俯瞰の儀式を通過しないと行けない。儀式自体はとてもシンプルで簡単なのですぐ終わる。でも、せっかく作り上げた理論が世にでないという結果がたくさんおこる。この儀式を通過するのは意外に難しい。

次回は3カンマーケティングの最終章、俯瞰についてお届けする予定です。

追伸:

私は以前からひとりよがりになりがちなのを防ぐために自分の考えをまず、否定するという事を行っていた。

そしてあるセミナーに出たときにディベートというものに出会った。私はMECEが好きだ。(MECEマーケティング用語。もりなくだふりなくという意味の英訳の頭文字をとったもの詳細はリンク先でみてください)このディベートなにせ、MECEなのだ。私はさけんだ。

「なんてMECEだ。たまらない。」私がやって来た事をさらに理論だてて、さらにもれもだふりもないと来ている。私は一気にのめり込んだ。

そして、最近とても評判の本がある。(所属するグループのボスの紹介)そのほんでも、物事を見るときは必ずこのディベートを使えと言っている。そうすると、完璧ではないがより理想の答えを導きだせると。

これらの本に出会う以前はディベートは、論理的なしゃべくりで相手をいいくるめるものだと思っていた。違うのだ。ディベートは相手を説得するのではなく、ジャッジにその意見が正しいと判断してもらうのだ。詳しく書いているスペースがないのでやめる。

興味があるかたは詳細を本で確認してください。

2冊あるのですが、新しいほうが読みやすいのでそちらをご紹介します。よろしければ是非

「武器としての決断思考」 滝本哲史

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