「発火点」その言葉が3歳児の口から発せられた時、驚きを隠せなかった。

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「発火点」

草津駅北口ロータリー付近にある格安チケットの自動販売機で切符を買っていたら横を通った3歳位の女の子がそう言った。

ふみたん(友達んちの子供で仲良し)と同じ年くらいの子供。発火点って年齢の割に語彙が豊富だなあと思っていたらそれを聞いたお母さんが

「もう一回言って、百貨店」

なるほど、百貨店が言えず発火点になったのか。この年代の子供は舌や口の筋肉が充分発達していないので舌っ足らずの感じになるのだな(前述のふみたんの舌っ足らずの人気記事はこちら)

(写真はふみたん。その子ではありません)
ちょうど切符を買い終わったところだったので必然親子の後ろをついていく感じになってワクワクしていたら今度は、

「ハッカへん」

と、ハッカのガムの味は子供にとってはまだまだ変だよね的な音になった。それを聞いたお母さんは微笑みながら我が子を見て「百貨店」と続けた。それを受けて娘は

「ひゃったてん」

がんばって、ひゃが言えたのだが、そこで無理をしたのか、後半がぐたぐたになった。残念ながらその時点で改札が近づいてきて、私は改札の中に親子はまっすぐ駅南側の、おそらくだが近鉄百貨店に向かっていった。

英語の発音

英語の発音も同じ。

日本語の し は、英語のshの音に近い。sheのしだ。海のseaやI see. のシーは、口を横に広げて、口角を頬の筋肉でひっぱるような感じで言う。

そんな使い方をしながらだす音は日本語にはおそらくないので、seeを言うためにはあらたな筋肉が必要なわけだ。このsheとseeは口の動かしかたが全然ちがうので、英語の早口言葉に

She sells sea shell down by the sea shore.

というのがあり、she shell shoreはどちらかと言うと口をすぼめて唇を突き出して言う感じ、一方の、sells sea seaは口を横に広げて口角を横にひっぱって言う感じ。両方交互にでてくるとものすごく忙しく、外国人はにやけながら苦戦しながらやっている。

ところが、これを、日本人が、全てのシーを日本語のしでやると全然難しくもなんともない。

そういうことだ。

ふみたんには、いつまでも「みたおたん、みたおたん」って言っといて欲しいが、それはそれで困るので、しっかり繰り返して筋肉をつけてもらいたいものだ。

最初からペラペラ話す子供はいない。地道な積み重ねで我々はできている

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