所属するサーフショップの大会が昨日あった。
2つのカテゴリーで参戦したが2つとも惨敗。もういちどトレーニングをしっかりして来年にのぞみたい。
そのショップのオーナーであり従業員50名超を抱える経営者であり親友であり師匠であり仲間である友人と、大会の打ち上げの焼肉パーティーでお話を十二分にする機会を得た。
彼とのつきあいは23年ほどになる。お世話になりっぱなしで足を向けて寝ることができない人だが常に俺のことを気遣ってくれている。へんなイラストをインスタであげると、大丈夫かと連絡をくれる。
独立後、ほんとうにしっかりと食えてるのかと心配してくれる。
2000年にたった3人で塗装屋をはじめた。当初は全然仕事がなく「今日も仕事がない」と一緒にサーフィンしていた。そこから紆余曲折で波乱万丈の経営でリーマンショックでもうだめだとなりながら、現在は総売上が数億円?の巨大企業になった。本当に3人でやってた町工場のころから知っているので、売上数億円従業員50名超になったと目の前ではなしているおっさんが、本当にそれをやっているのか全然ピンとこない。
20年前と変わらないヤクザみたいな風貌と中身に、人を愛してやまない、人を絶対に裏切らない愛くるしい笑顔。サラリーマンだった彼を知っている俺は毎回、ほんまにこの人が、そうなんだよなあ、すごいなあとピンとこない。だけど、実際に馬鹿でかい工場をいくつももっているし、その工場ににある数千万する機械をみせてもらうと、ほんまにこれをこの人が、やってるんだと強烈なインパクトをもらう。
それにくらべると俺の仕事なんてままごとだしなんとも虚構的な仕事だ。師匠から見ると俺は全然ガキでもう見ていられないとアドバイスをくれる。笑いながら、時にはヤクザみたいな、鬼のような形相で俺をみながら、頭をポンポンたたきながら「みさおしっかりせえ」と真剣にアドバイスをくれる。ここまで言ってくれる人は家族以外にはいない。
起業して5年経ってようやく次のステージに進めるかなという段階にきたが、師匠からするとひよっこみたいなもの。俺の仕事は講釈をたれてウンチクを大声で語りながら形のない虚な仕事。設備投資をして自らの首をかけて50名の社員とその家族を守っていく責務のある仕事をしている彼から見ると鼻くそみたいな仕事だ。
それをしっかり自覚して仕事にのぞまないといけないと教えてくれた。彼の経営感と経営実務は半端なくすごく、やることすべてに一貫性があり筋が通っているのだが、そのすべては自分の経験と実践からえたものだ。
講釈ばかりたれる、こざかしいおれとは真逆。彼にとって俺はもっとも嫌いな部類の人間にはいるにまちがいないが、それでも愛を持って接してくれるから感謝しかない。いつも本当にすんませんと心のなかで頭をさげている。彼がいなければ、おそらくおれはサーフィンもここまで続けていないし、独立して一国一城の主になることもなかった。
そんな俺を、こいつはどうしようもないなあという暖かい目で見守ってくれる彼の恩に報いるためにも、しっかり社会貢献できる企業になるべく事業を育てていかなければならない。
まあ俺のことはどうだっていいのだが、彼は本当に半端なくすごい。0からあそこまでわずか16年でもってきた。さらにその勢いは加速しとどまることをしらない。周りの人間にきくと、この人ははんぱない、すごい人だという最大限の賛辞しかきかない。
今回も彼から直接経営の生々しい話をたくさんきけた。バリにサーフィンにいつも一緒に行くが、そのときにも数え消えれないほどの経営の話を聞けた。その話は、ものすごくおもしろい。曲がりなりにも書いてきて人並みくらいは書けるようになった俺は、彼の人生記録を残したいと思っている。
叩かられながら頭を噛まれながら愛されながらはりついて、彼からもっと色々聞き、それを記録として残していく必要があると思っている。頭を下げる時は理不尽でもしっかりと下げ、しょうもない相手には、それがどこそこの偉いさんでも、きっちりとNOと言える彼の考えは、多くの経営者や若者のこころに響き、役に立つものであるのはまちがいない。
取材メモがだいぶたまってきたので、きっちりと整理して書き始めたいと思う。彼の周りにはたくさんの人が集まっている。しかも全員がいい人だ。だから、彼が主催する会にいくだけで、当然だが楽しくてしかたがない。
彼は一見すると半端なく怖く見える。しかも実際にめちゃくちゃ怖い。でもそれは愛が深いからに他ならない。どうでもいいやつと接する時、彼は優しい。どうだっていいから、真剣に付き合う必要がないと彼はいう。
彼にあほほど怒られる人は幸せなひとだ。それは彼があなたを愛しているにほかならないからだ。
最近、付き合いの範囲がせまくなってきている。うわべだけの嘘で塗り固められた付き合いが七面倒臭いからだ。そんなやつらと会っている時間はないので減らしてきた。するとまわりには、嘘つきがいなくなりものすごくたのしくなってきた。
昨日アドバイスをくれたのはそういうことを言ってくれてたのだと思う。残された人生は短い。ほんものの仲間とだけつきあい、彼をしっかりと取材し、彼の波乱万丈を記録として残していく必要がある。
まだまだ書きたいが、まとめるので待っててね。