もしあなたが世の中に神など存在せず、神に感謝したり、神頼みなどしないというならこの記事は読む必要がないが、初詣にいったり、神様助けてくださいって少しでも思ったことがあるなら、整理整頓や掃除はしたほうがいい。
日本は古来より、八百万の神という言葉があり、森羅万象あらゆるものに神様がいるとしている。
本来神頼みは間違いで、神に何かを頼むのではなく、いつも守ってくださってありがとうと感謝するのだそうだ。感謝していると、また何かあったとき、ありそうな時に守ってくれるというのが正しい考えだ。
もしそうだとしたら、あなたの部屋が散らかりまくっていて、カバンの中はゴチャゴチャで、シンクや風呂が汚れているなら、神様があなたを助けてくれるはずなどない。中身を食べきってリビングのテーブルの上に投げ捨てたポテチの空袋の下に、リビングの神様がいてるかも知れない。髪と石鹸カスと皮膚にまみれた風呂の排水口でお風呂の神様が苦しんでいるかも知れない。
すこし前、トイレの神様という歌が流行ったが、まさしくそんな歌。トイレはキレイにしておかないとトイレの神様が怒るよって歌。
これを仮説思考と言う。
神がいると信じている人にとっては仮説ではないが、神などいるかと思っている人は、いると仮説して進めばいい。何を言ったって、どうしたって、部屋を片付けられずシンクを美しくできない人が、もしまだ、改善したいと思っているなら、神は細部に宿るとし、かたづけて掃除すればいい。
仕事ができる人、優秀な人は整理整頓清潔を実践している人が多い。単純に考えても、ものがすぐ見つかれば、仕事の効率はあがる。ハサミですか、はいどうぞ、と出す人と、えーっと、ハサミですね、ハサミハサミと机に雑然と積まれた書類の束を右に動かし、左に動かししている人とでは、違いは明らかである。
だから、3Sしたいのに、できなくて悩んでいる人は、神様がおられるのだからと、仮説をたててやるのも一案だ。
別に部屋が汚くてもトイレがどろどろでもいい。俺には関係ないからね。もちろんそれで仕事できる人もいるから、整理整頓清潔が絶対条件ではないからね。
仕事ができるようになりたいなら徹底して3Sをなぞ、言うつもりなど毛頭ない。めんどくさいから、わたしの知り合いのコンサルタントの部屋は散らかりまくってて、ゴミ屋敷ですけど、仕事めちゃできます、とかのコメントいらんからね。
この記事は、キレイにしたいなあ、でも片付かないんだよなあって思っている人の片付け記事だからね。お見知りおきをば。