究極的に仕事が丁寧なカレー屋さん

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友達と晩ごはん。なんとなくカレーが食べたかったのでカレーでいいかと尋ねるといいというのでカレーに。待ち合わせ時間まで時間があったので周辺を散歩してたのだがその時にみつけたうまそうな雰囲気をもっているカレー屋さんにはいった。

席はカウンターだけで8席。空席が4席あり空いている席にかけろと言われたのでかけた。テーブルの上には紙でできたランチョンマットがきれいにおかれている。マットの右端に紙ナプキンがおかれてそのうえにスプーンがおかれている。空席にはすべてその形でセットされており、その並べ方があまりにも整然としているので、これは期待できるとワクワクしはじめた。

いや期待できるどころではない、私の中では、もうすでにその店を選んで大正解。整理整頓が行き届いてて、清潔に違いないという確信をえられる雰囲気をかもしだしている。案の定席についてテーブルをみるとピカピカで席につくとみえてくる厨房も整理が行き届き、もちろんピカピカ。やったぜ〜と心の中で雄叫びをあげた(写真はイメージです。記事中にでてくる店舗とは一切関係ありません)
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カレーの味はまあそんなもん。カレーの味に関してとくに、これでないととかないし、カレーを食べあるいているわけでもないので、正直いって、判断できる舌を持ち合わせていない。だから、味についての言及はさけるが、普通においしかった。カツカレーを食べたが、カツが薄いのが俺好みだった。

そんなことよりなにより、頑固そうで仕事をきっちりする職人的な感じの店主の一挙手一投足が美しすぎて、完全にこころを奪われた。カレーをどうやって仕込み、どうやって作っているのかはわからないが、まちがいなく、きっちり作っているだろうなと想像できる。いや、確信できると言ってもいいほどだ。

これは利用できる。あなたの商品が、コンテンツが、ものすごくいいものだとして、それをすごいと告知や宣伝するのもいいが、周辺の仕事をきっちりすることにより、商品の中身を暗喩的に見せることができのだ。逆に、あなたの商品がいくらすばらしくても、いい加減でだらしなければ、どれだけ美麗美句で着飾っても、それをよしと思ってもらえないだろう。

またいきたい。

あの美しい店で、整理整頓された空間のなかでカレーをゆっくり食べたい。そう思わせる店だった。今さらだけど、整理整頓清潔ってとても大事。よし、シンク磨いてこよう。

追伸:店主がラッキョウをとるために倉庫の扉をあけたときに、その中がみえたのだが、見事なまで整然に、米袋が積んであったのが見えた。この人は本当にすごいと思った。彼氏にするとなるとちょっとめんどくさいかもしれんが。