優秀なビジネス戦士が共通して持つ特殊能力

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察知力

ビジネスパーソンは基本的に何かを売るために存在している。間接部門だって直接は関係していないが間接部門が頼りなければ前線で営業が戦えない。なので強い企業は社内のビジネスパーソン全てが優秀に働いている。その中で超優秀と言われているビジネスパーソンは察知力が半端ない。

何かを売るためには、相手が何を求めているかを完璧に知らなければいけない。何を思い何を愛し、何を感じ、何を嫌っているのかを、その人の一挙手一投足から読み解く。本人すら気づいていないニーズやウォンツまでも知る必要がある。生半可な察知力や洞察力では歯が立たない。

優秀なビジネスパーソンのそれは本当にすごい、相手がぴくっと眉を動かしただけで、相手の求めるものがわかったりする。その瞬間に相手が求めている最適を提供するのだ。それは提案書かもしれないし、もしかしたらその場から立ち去ることかもしれない。数多くの選択肢から最適を一瞬で選び出し提供するのだ。

データ収集力

そのために必要なのは圧倒的な経験と知識による脳内のデータベース。わからないことがあってもググればたいがいは何とかなる。のっていない情報などほとんどない。ところがだ、瞬間的にとなると事情が違う。ちょっと待って下さいねとスマホを調べていては、タイミングを逃す、もうええわ、ありがとうってなるのだ。だから、できるだけ多くのデーターを脳内においておきたい。
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それは経験であったり遊びであったり、自然にふれることであったり、本を読んで知識を得ることだったりする。すきさえあれば、暇さえあればそれを脳内にとりこむことをビジネスマンはするべきだ。問題の解決方法をみつけだすのはあなたの脳だ。脳内にある情報しか使えないのは自明の理。脳が満タンで、これ以上いれないでくださいなんてことはない。一生をかけて、死ぬ直前までデータをいれていこうと俺は思っている。そうすることが、正しい判断をできるだけ早くやる唯一の道だということを知っているからだ。やらない手はない。

数学的思考力

さて、ではその大量のデータを使って、最適な解答を導き出すのは誰がやっているのか。これはもちろん脳だ。脳が脳の中にあるデータを使って最適解をだしてくる。その演算処理するCPUにあたる部分のパフォーマンスと精度をあげるのは論理的思考だ。論理的であるからこそ、データを意味のあるものの羅列として使えるのだ。

その論理的思考を強化するのは、≒数学的思考と思ってもらっていいらしい。数学をやれば、演算処理が格段に速く正確になる。数学は問題を解析するのが本義だが、目の前の問題を解決するために、知識である数式を使って、あらゆる方向から、どうやれば、切り崩せるのか、どこをどう切って、どう足せば、解答がみつかるのかってやる。

図形の面積を求める問題などそうだ。1辺が4センチの正方形の面積を求めるのは簡単だが、そこに円や三角や台形が複雑に絡み合っていたらどうだろうか。重なり合っている斜線の部分の面積を求めなさいという問題をみたことがあるだろうが、それをとくには社会の問題解決の方法でのアプローチとまったく同じだ。三角と円を切り離してみようか、この形が変則的な部分に、三角形を足してみようか。扇形の円を4倍して円にしてから求めたほうがわかりやすいのではないだろうかとやっている。

社会の問題や企業の問題も、プロセスは全く同じ。突きつけられた課題を、自分の持っているデータと論理的思考を駆使して、色々な方向からアプローチ詞問題解決をはかる。そのプロセスは、数学とまったく同じなのだ。だから脳にはデータが大量にあるのに、それをなかなか使えないんだよねという人は、ストレートに数学の問題を解きまくるという方法もある。自然にあらゆる角度からアプローチするスキルが身につくのである。

ちなみに私は数学の証明問題や図形解析の問題がたまらなく好きだった。みごとにつじつまがあったときのあの快感は忘れられない。何十年かブリに勉強を復活しようと思う。CPUのさらなる強化を図ることで、年齢を積み重ねるとともに増えてきた大量のデータを使えこなせるようになると思うからだ。せっかくのデータを宝の持ち腐れにしないためにも数学的思考を鍛えるのは悪くないと思う。

同時に、データも増やしていく。コンピューターどもが、ビックデータという新語をかさに、最高のCPUで大量のデータを分析している。負けるわけにはいかない。クライアントのためにもデータを増やし演算速度をあげる。データは大量であればあるほど正確な結果がでやすくなる。日々増やし、数学をやることで、より正確ででより速い最適解を提供できることになる。

クライアントが求めているのは間違いなくそれだ。速く正確にビジネスを進めることで他社をだしぬくこともできるからだ。あなたがビジネスマンとしてまず最初に持つべきはそれだ。その場、その瞬間に必要な最適解を最速で提供するのがビジネスの本質だ。ちょっと待って下さいねとカバンの中の資料を探してしまうと、その瞬間に「じゃあ、かんがえとくわ」ってなる。

基本的にセールスは必要のないものを売り込んでいるので、クライアントが夢から醒めると商品が売れなくなる可能性が高い。クロージングを前にして息継ぎなどさせてはいけないのだ。例えば商品情報などはパンフレットに書いてあるが、それが頭にはいっていると強い。

クライアントは買いたくないと、細かい数値を聞いて、セールスにパンフを見せさせるという行動をとることがある。その間に息継ぎして、断るタイミングにしているのだ。一気に畳み掛けないとクロージングが決まらないことがある。些細な事だが、1時間あたりの消費電力を覚えていると相手は買うしかなくなるのだ「900Wです」と答えられたらクライアントは困るのだ。息継ぎしようと振ったのに。

以上のことから、あなたがやることは非常に明確になった。

本を読んだり、自然に触れたり、映画を見たり小説を読んだり、芸術に触れたり、子供と遊んだり、サーフィンをしたりして脳内に知識を増やしていく。

それと同時に、算数とか数学の問題を解いていく。文章の意味が理解できないと数学ができないので、本を大量に読むなどして国語力もつけていく。

以上の2点を徹底的にやることだ。ビジネスなんて究極的にはそこに集約される。ホリエモンとかはこの能力が半端ない。質問に対して、瞬間的に、圧倒的な量のデータに圧倒的なスピードでアクセスし、CPUで演算処理して、最適な解答をだす「やめたほうがいいね」と。

ホリエモンが年間顧問料で1億もらっているとしたら、自分はどれくらいだろうか。20分の1くらいだから500万くらいだなあ。そう考えるといい。ホリエモンに近づく方法はすでに書いた。データの量を増やして、演算のスピードをあげるだけだ。

あとは、それをわかりやすく伝える伝達力やストーリー作成力、プレゼン力なんかを身につければいい。最適解を的確に伝えるには、伝達力がいるからね。いやなやつからは聞きたくないので、いい人になる必要もあるだろうね。

まあ、そういうスキルもみにつける必要はあるが、まずは、データ収集と数学だ。

ほとんどのビジネスパーソンがそんなめんどくさいことやっていないので、あなたが今から取り組めば、簡単にトップになれる。あとはやるだけだ、やることはシンプルだ。