その読み方では絶対にはなせるようになりません。
英文を日本語に訳すのではありません。あなたが通訳でない限り、翻訳はいりません。単語が聞こえてきた順番に、目に入った順番にどんどんイメージに変えていきます。
そのために必要なのが基本英単語2000語の完全把握と、基本構文の徹底理解とつかいまくりです。基本単語の2000語で日常会話の80%ができると言われています。そこまで知っていれば意味がわからない単語は浮かび上がってきて、それが何か聞いたり調べたりして語彙を増やします。まずは、その単語をきいたらイメージにかわるくらいまで使い込まないといけません。そこに基本構文が同じような状態ではいっていれば、
どんどん前から英語をイメージにかえていけるようになります
目の前の友達が、
Takeshi
と言ったら、タケーシをイメージしましょう。たけしはあなたの友達ですから、イメージできるでしょう。
その後には、おそらく動詞がきます。英語はSVの形が多いですから、動詞かもしくは助動詞か副詞がきますが、動詞はなにかなあって待ってます。目の前の友達、ここではジェシーとしておきましょう。ジェシーは、たけしがどうしたって話、もしくは、たけしがどうなのだって話をすると予想されます。
たけしがイメージできたら、そいつがどうなるんだろうって感じで、あなたは待っているのです。
昨日さあ、
って友達が日本語ではなしはじめたら、お、こいつは今から昨日あったできごとについて話をはじめるのだなって、予測するでしょ、それと同じことを英語でもできるようになってはじめて、英語が聞けるようになるのです。これは、英語の基本構文を学んで、基礎単語を叩き込めば絶対にできるようになります。
では続きです。
ジェッシーは、たけしがな、とはなし始めました。あなたは、たけしをイメージしてそいつが何をするのだろうかと待ちます。するとジェシーは
Takeshi broke
と続けました。たけしは壊したのですね過去形なので、今より前の過去のどこかの時点ですね。聞いているあなたは、たけしめ、また壊しよったのかって待ちます。ジェシーは不機嫌な顔をしています。もしかしたらジェシーが大事にしている何かを壊そうとしたのかも知れません。
brokeはbreakの過去形です。breakは自動詞にも他動詞にもなります。ですが、人が主語の場合、ほとんど他動詞として使うので、何かを壊したんだという予測ができます。ジェシーも怪訝な顔をしている、たけしは何を壊したのだろう、その何を待ちます。壊すを映像にかえてみましょう。たけしが何かを壊したんだという映像を脳内にイメージすれば、もう、Takeshi brokeという言葉は忘れていいのです。
実は、文章をある程度の長さまで記憶しておき、あとから日本語に変換するという方法でやっていると、つねに英語に追われる感じになってしまいます。TOEICのテストで、会話が何度かやりとりする場面で、この文章記憶法でやっちゃうと、すぐについていけなくなります。
前からどんどん映像にかえていきましょう。次を予測することをしましょう。これが英語に追いかけるられるのではなく、英語を待つやりかたになります。その方法でやっていると、はよ言えよってなる感じです。
あんなあ、昨日な、友達となあ、大阪行ってなあってしゃべっている目の前の友達の話を聞いて、もっと速くしゃべれやって思うことありますよね。英語でもそうならないといけないのです。そして、これって理想ですよね。もっとゆっくりしゃべっててならないわけですから。
そのために必要なのは、英語の基本構文と、単語のイメージ化です。どんどんイメージに変えていきましょう。では続けます
今まさにそうですよね、たけしが何かを壊した。ジェシーがちょっと不機嫌。きっとジェシーの大事にしている何かだ、なんだなんだ?ってやっているところに、
my
ときた。ほらー、きたー、やっぱりジェシーのだよ。ジェシーの何かをたけしが壊したんだね、なんだなんだ、何をこわしたのってなります、そしてついにそれが何か発表されます
cup
おおお、たけし、なにやってんだよ。きっとジェシーがいつもコーヒーを飲んでいる時につかっているあのコーヒカップだよ。アメリカにいるときから使ってた、大事にしているあれだよ。おどろいたあなたはたまらず聞く。口から言葉があふれる
oh, boy. your favorite one?(oh, boyってのは、まじか、みたいな意味に使います)
おーまじかあ、まさかジェシーのお気入りのあれ?
yes
とジェシーががっかりして答える。
英語をはなせる人の中で、文章を訳すことをせずに、英語をはなしている人ってのがいるのだが、彼らはこうやって話している、聞いている。決して日本語に訳していないし、話す時に文章を作ってからなんてしない。
聞く時にイメージにどんどん変えて聞く方法をしていれば、話すときもそうなる。
昨日食べたケーキがおいしかったんだよねという時に、本当は
I ate a cake yesterday that was so tasty.
と言おうと思ってたのに、考えずに口をついてでてきたのは
The cake
ってなったりする。そうなると、文章を急遽変更する必要がある。
The cakeのtheは話し相手と共有しているものにつけるというルールがあるので、いきなりthe cakeとやると聞き手は、which oneってなる。でも、昨日食べたおいしかったcakeを思いだしたわたしは思わずtheと言ってしまった。それはtheではないので、aに言い換える。
The cake, I mean a cake
とやる。I meanってのは、あ、間違えた的に使うこともある便利な言葉。the っていってしまったのを訂正して a cakeに言い換えている。
The cake, I mean a cake that I ate yesterday was very tasty.
と言う。文章をあらかじめて作っていうという感じではなく、言葉をまず出してしまうかんじだ。その流れにあわせて文章を組み立てて行く。このレベルではなせる人は相当英語のレベルが高いが、これは、前からどんどんイメージに変えていく読み方を続けていれば、そういう脳にかわってくる。
昨日バーベキューに行ったのだが、肉を食べた後時間があったのでみんなでテニスをした。楽しかったのだが友達が怪我をした。
これって、今日本語で書く時に、バーベキュー会場から車でテニスコートに行くシーンが脳の中に浮かんでいた。友達が足を怪我する絵も浮かんだ。それを、日本語で説明した感じだ。
それを、その絵を英語で言うのが、英語をはなせる人のやりかただ。いいたいことがあるとイメージが浮かぶ。それを日本人には日本語で、アメリカ人だから英語でって感じの使いかたをしている
We went to a BBQ party yesterday. It was so fun, but we were in trouble. one of my friend was injured.
みたいになる。
英語は英語のまま理解するってのに近いが、別に日本語を介してもいい。考えていただきたい。appleって聞いたらほとんどの人が赤い丸い固いくだものであるリンゴの絵が頭に浮かぶと思う
でも、最初は違ったはずだ。
apple→リンゴ→赤い丸いリンゴの映像
かならず日本語を介している。ちなみにhippopotamusヒポポタマスと聞いて、カバの絵を浮かべる人がどれくらいいるだろうか。ほとんどいないと思う。でもこれで、もしかしたら、あと何回かこの単語にであったら
hipopotamus→カバ→カバのイメージ映像
って流れから、ダイレクトに
hipopotamus→カバのイメージ映像
になってくる。私はhipopotamausと聞いたら完全にカバの絵が浮かぶようになった。それって英語を英語のまま理解していることになるよね。それが一番だから、英語を学ぶ時に日本語を介するなって教えがあるけど、そんなのは別にどっちだっていい。
あきらかに最初は、
hipopotamus→カバ→カバのイメージ映像
の流れだったのだから、そしていつのまにか、あいだのカバという日本語がなくなった。appleが赤い丸い果物のイメージになったように、
放って置いても、一度日本語にするという面倒くさい過程を省く。脳は手抜きしたがるから、安心していい。
だから、どんどん単語を日本語でもいいから辞書で調べて、何度も出会って、日本語を介する作業がなくなるようにして欲しい。頻出2000語を、全部appleレベルにするのが目標だ。
さあ、まずは、目の前にある文章を頭からイメージに変えていこう。
主語を見つけたら動詞を見つけて、目的語はあるのかって感じでやっていこう。
どう読み解くかって?
その鍵は品詞分解にある。超めんどくさい品詞分解をしながら英文をバラバラにし読んでいくことが、あなたの脳に英語の基本構文を植え付けることになる。
それが私が思う最短最速の方法である。急がば回れだ。
その方法については順次このブログで書いていくが、手っ取り早く直接教わりたいって方は
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